3歳までの教育の重要性って?~レッジョエミリア・モンテッソーリ・シュタイナー教育の視点から~

2020年8月10日

 

 

皆さんは「3歳までの教育の重要性」について考えたことがあるでしょうか。

 

人間は乳幼児期にさまざまな刺激を受けて脳の神経回路を完成させていきます。

乳幼児期にどのくらい成長に合わせた教育を与えてあげられるかで、その後の能力や自己肯定感にも影響を及ぼします。

 

だから、3歳までの教育は重要です。

そして、それに気づいた人から乳幼児教育をおろそかにしないよう変えていかなければいけません。

 

「三つ子の魂百までとは聞くけどあまり深く考えたことはない…」

「海外に有名な教育システムがあるって聞いたことあるけど…」という方のために、

この記事では

3歳までの教育の重要性

モンテッソーリ教育

レッジョエミリア教育

シュタイナー教育

についてご紹介します。

こんな方におすすめ

  • 3歳児までの教育の重要性について知りたい
  • 子どもの能力を引き出す教育を受けさせたい
  • 海外の教育ってどのようなものがあるの?
  • 子どもの教育の方向性の指針になるようなことを参考として知りたい

3歳までの教育の重要性

脳は3歳までに60%、6歳までに90%が完成すると言われています。

さらに、人格形成においても3歳までの教育が非常に重要で、それまでに築かれた「思考パターン」「価値観」はその後10年かけても変えることは難しいそうです。

参考:https://www.babypark.jp/education/01.html

3歳までに基礎的な能力の土台がほとんど完成すると言っても過言ではありません。

では、脳の構造とはたらきにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

脳の構造

前頭葉

人格形成、感情コントロール、運動野の運動、眼球運動

脳の中の脳で、ここを鍛えることで感情コントロールが上手な大人に育ちます。

頭頂葉

五感・芸術、方向・形、ボディイメージ(運動神経)

空間認知力が上がったり、見たものをそのままできる力が上がったりするので生きやすくなります。

側頭葉

読み書き、認知、記憶、聴覚

言語中枢として大事な部分。キレにくい子に育ちます。

後頭葉

色彩、視覚

物を見つけ出す力が育ちます。

小脳

バランス感覚、運動機能の記憶

塗り絵は手を動かしプランを立てバランスを把握し色を見定め記憶を参照するので脳を鍛えるにはとても良いです。

脳が、私たちの日常のすべてを司っています。

それぞれの脳の部位を鍛えることで、能力を最大限に発揮することができます。

 

どのような働きかけが大切?

たとえば側頭葉の「認知」を発達させるかかわりには「ひとつの事象に対して10の言葉かけをする」というものがあります。

水が入ったペットボトル1つとっても、

1「水だね」
2「飲むものだよ」
3「透明だね」
4「冷たいね」
5「どんな形かな」
6「シャバシャバなるね」
7「ペットボトルって言うんだよ」
8「傾けたら水の形が変わるね」
9「重いかな?」
10「どんな感触がする?」

このような語りかけで0円で脳を育ててあげる手助けをすることができ、結果的にキレにくい子に育つことを助長させることに繋がる、という事例もあります。

 

 

 

乳幼児の能力を伸ばす海外の教育って?

自分自身がひとつの節目節目に社会で役立っていくことに喜びを感じていく、その中で自分のやりたいことをやるという自由への教育、これが自分を律しながら自立した自由な人生を獲得することに繋がります。

ではそれらの能力を伸ばすことのできるヨーロッパの代表的な教育方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

 

モンテッソーリ教育

理念や考え方

モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。

日本モンテッソーリ教育綜合研究所より引用

 

一番大事なのは、環境です。

大人の価値観で教えることなく、大人は整備し、選択肢を与え、見守る援助者となることが求められます。

整理整頓し、作業しやすい場所と子どもに合わせたレベルの教具が用意された環境を提供してあげましょう。

 

 

どんな子を育てるのが目的?

自立していて有能で責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢をもった人間を育てることです。

1、粗大運動の活動
2、微細運動の活動
3、日常生活の練習
4、言語教育
5、感覚教育
6、音楽
7、美術

などを培うことを目的としています。

 

モンテッソーリ教育を受けた著名人

・Amazon.com の創立者ジェフ・べゾス、

・Google の共同創立者セルゲイプリンとラリーペイジ、

・ウィキペディア創設者ジミーウェールズ、

・藤井聡太棋聖

・アンネフランク など

参考:http://www.montemama.com/?mode=f5

 

 

レッジョエミリア

理念や考え方

レッジョ・エミリア教育における指導者的存在となったマラグッツィは自身の教育理論を本として残しておらず、レッジョ・エミリア教育に体系的なメソッドはありません。しかし、マラグッツィによる詩「100の言葉」は、レッジョ・エミリア教育の理念を象徴するものとして知られています。以下はその一部です。

子どもは100の言葉を持っている
(そして もっともっと何百も)
けれど 99は奪われている

学校と文化が 頭と体を切り離す
彼らは子どもにこう言うのだ
手を使わずに考えなさい
頭を使わずやりなさい
よく聴きなさい しゃべってはいけません
楽しまずに理解しなさい

(引用元:St Joseph’s School|The Hundred Languages of Children

この詩のなかでは、従来の幼児教育が冷たいものとして非難されています。そして、その反対がレッジョ・エミリア教育だといえるでしょう。

https://kodomo-manabi-labo.net/reggio-emiliaより引用

Googleの預かり保育でも採用されているレッジョエミリア教育。

世界で最も前衛的、先進的な幼児教育などと評価され、近年さらに注目度が上がってきています。

 

どんな子を育てるのが目的?

上の100の言葉から分かるように、最も重視されているのは「子どもから可能性を奪わない」ことです。

そのため、子どもたちが自分で感じたことや考えたことを自由な発想で自由に表現する美術(アートに触れる機会)を通して、創造力を磨き、自己表現力を高め、主体的に発見する力、伝える力、表現する力が育まれていきます。

 

子どもだけの少人数グループで学ぶプロジェクト学習、子どもたちの活動を記録し共有する教育専門家と芸術専門家が施設内にいることも特徴として挙げられます。

参考:https://www.hoikuplus.com/post/usefulnurtureinfo/701

 

 

 

 

シュタイナー教育

理念や考え方

シュタイナー教育の最も大きな特徴を一言で言えば、「からだ」と「こころ」と「あたま」のバランスを大切にする、ということだと思います。

大人になったときに、身体だけ発達し過ぎるのも、感情的になり過ぎるのも、頭でっかちになり過ぎるのもよくない。身体と心と頭が「バランスよく調和する」ことが、人間にとって大切だ――ということが、シュタイナー教育ではとても重視されています。

https://tg-uchi.jp/topics/5145 より引用

オーストリア出身のルドルフシュタイナーの思想から生まれた教育法です。

 

 

どんな子を育てるのが目的?

自分自身で考えて率先して行動できる人材を育成することを目的としています。

主な特徴は「からだ」「こころ」「あたま」をバランスよく育てることに重きを置いていることです。

0~7歳…からだ

7~14歳…こころ

14~21歳…あたま

日本にもシュタイナー学校があります。小学校から高校まで一貫した教育を受けることもできます。

 

 

教育を受けた著名人

・斎藤工

・村上虹郎

・フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ(ポルシェデザインを創業した人)

・ミヒャエル・エンデ(モモ作者)

参考:https://studystudio.jp/contents/archives/39880

 

 

 

3歳までの教育の重要性って?~レッジョエミリア・モンテッソーリ・シュタイナー教育の視点から~まとめ

今の義務教育は6~15歳ですが、本当に大切にしたいのはお腹にいるときの0~6歳ではないでしょうか。

ざっくばらんに「自由」「子どもたちの主体性」「縛られない」教育を通して、

子どもたちが

のびのびと自分の役割を全うして
誰かと比べたり周りからの評価にびくついたりすることなく
「頑張らないといけない」「抜きんでてないといけない」という幻想から抜け出して
自分で自分の可能性を最大限発揮できる世界にしたい、
それがどんなに心地よい世界か想像しただけでワクワクするから。

これがわたしの思う、追求したい教育です。

 

みんな産まれたときは赤ちゃんで、誰しも「おめでとう~!!」と言われながら産まれてきたのに、

大人になるにつれなぜ「わたしはだめだ」とか「幸せにならなきゃ」とか思わないといけなくなってしまうのでしょう。

 

皆誰しも、ひとり残らず元々祝福された存在です。みんな元々赤ちゃん です。

自分が自分であることに安心しその循環で幸せが広がる世界が浸透していけば良いなと思います。

 

これまでも今もこれからも、子どもたちにとってプラスになるかかわりができる人でありたいし、それを追求することがわたしにとっての幸せです。

今はまだインターネットや本でしか情報が得られませんが、フィンランド投渡航後はより具体的な実践を見て聴いて勉強してアウトプットしていきます!

読んでくださってありがとうございました(^^)

 

 

スポンサーリンク