

「HSP」という言葉を知り診断をしたとき、「これ私のことやん!!」と興奮したのと同時に、「あっ、そういうことか」と、何かがストンと腑に落ちたような感覚に陥り、すごく楽になったのを覚えています。
わたしはずーっと、「人の5倍くらい頑張らないと人に追いつけないな…」と思って過ごしていました。聴覚が過敏だし、人混みが苦手だし、ロングスリーパ―だし、自分で自分に愛着障害やASDなどを疑ったこともありました。
気づくまで感じていた「生きづらさ」と、そのどうにも言い表しようのない苦しみは、当本人にしか分からないと思います。
自身がHSPだと気付いてから生き方を変えたことで少し楽になったことがあったので、ブログに残すことにしました。
少しでも同じような悩みをもっている人に届けば良いなと思います。
本記事では
・気付くまでの葛藤
・わたしのHSPとしての特徴
・気づいてから変えて楽になったこと
これらについて投稿します。
Contents
HSPとは
Highly Sensitive Person (ハイリ―センシティブパーソン)の略です。頭文字をとってHSPとなります。
単純に和訳すると「すごく敏感な人」つまり「繊細さん」です。
5人に1人はいると言われています。
病気ではなく、「背が高い低い」などと同じひとつの特徴であり、ひとつの気質です。
ひょんなことからHSPという単語を知り、HSP診断をしてみたところ、みるみる項目に当てはまり、

と、今までもつれていた糸がほどけたような感覚に陥りました。
ちなみに診断したサイトはこちらです。
HSPの診断に気づくまでの葛藤
明確にコレとは言えない、何とも言いようのない生きづらさを抱えて生きていました。
「何かしら自分は普通ではない」「人と違う」という感覚をもったまま過ごしていたからです。
愛着障害やASDなどを自分で自分に疑ったことがありましたが、調べてみると丸っきり当てはまるわけでもなく、、、

と自分を責めて、空回りして、友人から受けた言葉にひどく傷ついて…
全員に認められないといけないと思ってしまう上に、周りの空気感も敏感に感じ取ってしまうため、
失敗に怯え
自分のひとつひとつの振る舞いや行動に神経を張り巡らし、
それでも「何やってもだめだ」と、
周りにも「何かしらもってるんだろうな」と思われてるだろうなと落ち込む
とにかく自己肯定感は低かったです。
HSPの特徴(わたしの場合)
人混みが昔からすごく苦手
中学生の頃から人混みが苦手です。
人混みや満員電車はもちろん、たとえば「ひとつの携帯画面を見るのに友達同士で密になる」なども避けてた記憶があります。
ロングスリーパ―
寝るのが大好きです。
昔(中学時代)から、睡眠時間は長くないとだめだし、いろんな本を見ても「時期によって眠くなる」など書いてあったけど、わたしは年がら年中眠い人でした。
「大人になるにつれそのうち好きじゃなくなるかな」と思っていましたが、今まで睡眠不足を感じないことがありませんでした。
高校時代は通学に片道1時間以上かかり睡眠時間が少なく授業中もウトウトしてしまい、友達に心配されるほどでした。
聴覚過敏
特に咀嚼音がほんとに苦手です。
イヤホンから漏れる音は、聞こえるか聞こえないかのどちらかにしてほしいと思ってしまいます。
学生の頃はうしろの人の息遣いや隣の人のささいなクセが気になって仕方ありませんでした。
詳細はこちらに書いています。
感覚的なことで言えばお風呂上りに紙を触れなくて、学生時代はお風呂の前に宿題を済ませていました。
距離感は広めが好み
パーソナルスペースがとにかく広いです。
狭い人と話しているとソワソワします。
自然が大好き
空を眺めるために夜散歩したり、ただ海をボーっと眺めるために海岸に行く日もあります。
人の感情を敏感に感じ取ってしまう
特に親の心が手に取るように分かってしまうため、極力コミュニケーションをとらないようにしていました。
親子関係や家庭環境に影響が及んでいるケースも多いのではないでしょうか。
今はHSPの性質を理解しているため、読み取れても自分である程度調整することができるようになりました。
添加物・カフェインはだめ、薄味で素材の味が好き
3年間頑張って飲みましたがコーヒーがどうしても好きになれません。
マックやコンビニの弁当は3日以上食べ続けると気持ち悪くなります。
絶妙な色が好き
黒にも白にも合う絶妙な色が好きです。
直感が働く
年末年始に友人と席が2つ空いてるお店を探しながら歩いていたとき、入らなくても「ここのお店は空いてるよ」と分かったので友人に伝えたら、「なんで分かるの」と驚かれたことがあります。説明はできないのですが…
嬉しいメッセージが来たときや旅行先を決めるとき、訃報や悲しいお知らせがあるとき、前もってピンとくることがあります。
プールあがりにはよく嫌な予感がして一人でソワソワしていました。
動物や赤ちゃんの気持ち
動物や赤ちゃんの気持ちが分かるというほどでもありませんが、いつもは吠える犬が吠えなくなったり、いつもは泣く赤ちゃんが大人しくなったりすることは多いです。
自己肯定感が低い
常に失敗したらどうしよう、周りの人に120%認めてもらわないと自分にハンコを押してあげられないような気持ちでいます。
お酒に酔ってても初対面の人とだと「同じところで笑わなきゃ」など常に人のことを考えてしまいます。
当てはまらなかったこと
布のチクチクは大丈夫です。
転勤族だったので環境の変化にも適応できます。
人前で話すこともそこまで不快には感じません。
また、旅行等も好きなのでわたしは「HSS型HSP」なのかなとも思っています。
HSPと気づいてから変えたこと
自分の特徴をよく理解し、気持ちの持ち方を変えたりや、自分で自分の疲れを癒す方法を整えたりすると、かなり楽になっていきました。
肩の力が抜ける気持ちの持ち方
✔何でも完璧にやらなくて良い
✔凹があれば凸がある
✔できないところや苦手なところは人それぞれあるから、頼れるところはきちんと頼る力を身につける(意外と頼られることも嬉しかったりするものです)
✔何かが気になるとき、「HSPだ」と自分で気づき、「周りは自分が思うほど自分を気にしていない」と自分に声をかける
✔最後には笑ったことしか覚えていないからプラスの物事に目を向ける
自分で自分を癒す方法
✔すぐに自然に浸れる環境下に自分を置く
✔無理して人混みにいかない
✔週一でも月一でも、いつまででも寝て良い日を設ける
✔ノイズキャンセリングイヤホンを買い、常備する
✔自分に合わない食べ物は食べない、食べたら元気になれる食べ物を知り、その時の気分に合わせて食べるようにする
自分の苦手を知りそれを防ぎ、自分の好きを知りそれを頻繁に取り入れることで、繊細さんならではの極上の幸せを深く深く感じられます。
すべてを頑張らなきゃ、足を引っ張らないようにしなきゃと思っていたところを、
ここは任せよう、ここは迷惑かけてごめんね、でもこれはできるからきちんとやるね!
と、わたしができることは誠心誠意もって何でもやろう、やっていこうと気持ちを切り替えることで楽になりました。
HSPの特徴として「善意がある」が挙げられると思います。
第六感が働いたり人の気持ちが分かりすぎたりすることによるHSPさんの善意は、きっと他の方からするとその人にしかないかけがえのない良さになるはずです。
HSP(繊細さん)だからこそ
空の青さで癒されます。鳥の鳴き声を聞いているだけで安心できます。
同じ境遇の人と出会えたときや、似通った価値観をもった人のブログなどを見たときは深い共感を味わえます。
人一倍敏感で影響を受けやすいからこそ、HSPだからこそ、ささいなことで幸せを感じれる素敵な性質です。
電話1つで怯えたり、裏でこう思われてるかもしれないとすぐ考えちゃったりするときは「あ、今わたしHSPやな…」と思いますが、良い面に目を向けるかどうかは自分次第です。
中田敦彦先生の「繊細さんこそ深い幸せを感じれる」という動画にすごく励まされました。
共感していただけたら嬉しいです。
HSP診断して分かったわたしの特徴と、生き方を変えたら楽になった話 まとめ
HSPをうまく利用しましょう!!
自分の苦手を減らし自分の得意や好きだけに囲まれる、自分だけの理想に近い環境に居ることは、繊細さんにしか分からないとてつもない幸福感に包まれます。
過敏だから街を歩いてるだけで刺激を受けすぎて疲れたり、
直感が働きすぎてそれ通りに周りが動かなかったりするとそれだけでヒヤヒヤドキドキしたり…
HSP(繊細さん)にしか分からない苦しみは確かにあり、
そしてそれが気づかれにくい場合も多いし、自分自身が気づきにい場合もあります。
HSPは病気ではなくひとつの気質です。
自分がそうだと気付くまでにたくさん悩んだので、同じように悩んだり傷ついたりした人の気持ちが痛いほどよく分かります。そして、力になりたいです。
この1ページが、少しでも誰かの助けになれたら良いなと思います。
相談や共感などのコメントも気軽にどうぞ(^^♪読んでくださってありがとうございました。